吸入について

  1.吸入するときは衣服をゆるめて、姿勢を良くしましょう。

  2.ゆっくり規則的に深く吸い込むようにしましょう。

  3.十分な水分をとり、胸や背中をたたいて気管支についた痰を出す(はがす)・・・タッピングといいます。

   *手を軽く丸めて、7cmくらい離れたところから少し強めにたたく。

     *体の外側から真ん中に向かうようにたたく。  *食後30分以内や水分補給直後ははきやすいので避けて下さい。

  4.発作が続き吸入を繰り返す場合は、3時間以上、出来れば4時間以上あけて下さい。

  5.吸入ばかりに頼りすぎないで、次のような場合は夜間でもためらわずに医師の診察を受けて下さい。

     *吸入しても状態が改善しない、あるいはすぐに喘鳴や呼吸困難が出現してしまう。

   *唇の色が悪くなってきた・・・唇の色が青〜青紫(チアノーゼ)

   *顔色がすぐれず、呼吸困難なのに喘鳴が弱くなってきたとき・・発作が収まってきたのではありません。非常に危険な状態です。

     *意識状態がおかしいとき・・・非常に危険な状態です。

   6.発作の翌日は、かかりつけ医を受診しましょう。        

器具の消毒について

   ・使用後は必ず水洗いし乾燥させて下さい。

   ・週に2回は煮沸消毒(15分間)消毒して下さい。

   ・貸し出し用ネブライザーを借りた場合は、必ず煮沸消毒(15分間)して返却して下さい。

吸入薬について

   ・インタール・・・発作を予防し、発作の程度を軽減します。1アンプル使います。(咳発作にもある程度有効です)。

   ・ベネトリン吸入液・・・気管支を拡張し喘鳴・咳・発作を改善します。

              量は、0.05〜0.2ml(小学校高学年以上は0.3mlまで可)で年齢や状態によって違います。 医師の指示に従って下さい。

   ・発作時は通常、(インタール+ ベネトリン吸入液)を使って吸入します。